家を出てすぐのこと。いつもの公園から「ホーホケキョ」
と澄んださえずりが聞こえてきました。
ここ数日は静かだったのに、今朝に限ってはやけに声が大きく響きます。
「これは撮らねば!」と慌てて家へ引き返し、相棒(カメラ)を手に取り再び公園へ。

あいにくの薄曇りで露出が足りず、
写真は少しISO感度のノイズ(ガサつき)が気になりますが、
枝から枝へと軽やかに移るウグイスの姿を捉えることができました。
その力強い鳴き声は、まるで私の朝活スタートを告げる合図のよう。
序盤から最高のモデルさんに出会えたものの、
重いレンズを装着したカメラを抱えてのウォーキングは、
なかなかに足取りが重くなります。せっかくカメラを持ってきたのだからと、
そのまま基地方面へと足を延ばすことにしました。
石垣に溶け込む影と、孤独な水辺
崖沿いの石垣に目を向けると、ヒヨドリが一羽。
石の色に溶け込むような隠蔽色(保護色)を纏いながら、
誰かを探しているのか彼もまた大声で鳴いています。

一方、崖下の小川では対照的な光景が。
ペアになれなかったのでしょうか、カルガモがポツンと一人(一羽)、
寂しげに水面を漂っていました。

見上げれば、空には対照的に忙しく飛び回るツバメたち。
そんな鳥たちとの一期一会の出会いを楽しみながら、
私の足は前へ前へと進みます。

突如現れた巨体:C-5 ギャラクシー
基地方向へ進んでいると、次第に空気を震わせるような轟音が響いてきました。
「何かが来る」と思った瞬間、建物の陰からぬっと姿を現したのは、
米軍横田基地を離陸したばかりの大型輸送機「C-5 ギャラクシー」です。

目の前を横切る巨大な機体と、お腹に響くような爆音。
遠ざかっていくその後ろ姿を見送りながら、
「これは基地周辺には、今頃カメラマンが大勢詰めかけているのでは?」と、
妙な期待に胸が膨らみます。
ところが、いざポイントに到着してみると……。
誰もいない。いえ、「誰も」は言い過ぎですが、
出待ちをしているのはわずか4〜5人ほど。
ゴールデンウィークの日曜午前中にしては、
拍子抜けするほどの静けさでした。
「基地活」の情熱に感心する
不思議に思って居合わせた方に話を伺ってみると、納得の答えが。
「今日は岩国基地のフレンドシップ・デー(航空基地祭)だから、
みんなそっちに行っているよ」とのこと。
なるほど、ガチの「基地活」勢は、
目的に合わせて日本中の基地を飛び回っているのですね。
そのバイタリティに感心しながら、私は次のチェックポイントへと向かいました。
旅の締めくくりも、やはり彼
ぐるりと歩き回り、スタート地点の公園まで戻ってくると、
驚いたことに例のウグイスがまだそこに居てくれました。

一度バッグに仕舞ったカメラを再び取り出し、待つこと30分。
すぐ近くの枝に止まり、今日一番の大きな声でさえずり始めてくれました。
しばらくその歌声にお付き合いし、満足感とともに帰路へ。
本日の朝活・鳥撮りは、合計8km、3時間に及ぶ長旅となりました。
心地よい疲れと、鳥たちの歌声に癒やされた、充実のひとときでした。